シナリオを科学する エモい研究所

シナリオ分析や表現を考える。打てないのはベンチがアホなわけではない。

オールドピープル(映画)

オールドピープル

 

main 凶暴化した老人達の襲撃から逃れ脱出すること。

sub 

a.離婚した父と母の関係性

b.二女と地元少年のロマンス

c.三男と祖父の関係性

 

T/T 本編95min

0min-7min ナレーション、襲われる介護士(メインプロット始動までの掴み)

7min-30min 村に到着する一家、村は不気味な雰囲気

サブプロット始動

a.すれ違う元夫妻と夫の現在恋人

b.久しぶりにボーイフレンドと再会する二女

c.異常な雰囲気の老人ホーム、三男だけが祖父と心通わそうとする。

メインプロット始動

30min-35min 第一TP 暴れ始める老人たち

35min-50min 異常に気が付く家族

メインプロット進行

50min-60min 第一ミッション始動(家に籠城する)

サブプロット進行

a.元夫妻合流する

c.祖父、三男を屋根裏に隠して逃がす

60min-70min 第一ミッション失敗(敵ボス籠城する家に侵入)

サブプロット進行

a.元夫妻、協力してボスを倒す

70-80min

サブプロット進行

a夫現恋人、妻と確執発生、妻を裏切るが逆に死亡

第二TP

メインプロット進行

第二ミッション発生

80-94min 燃え盛る家からの脱出

サブプロット終了

a夫妻絆を取り戻し、直後に死亡

メインプロット進行

97min- 脱出する子供たち、ボスを倒し脱出エンド。

サブプロット

c.三男と祖父の絆が功を奏しボスの撃破

 

 

〇感想

 導入紹介異変異変異変結末、という比較的わかりやすい構成。サブプロットaの夫妻の関係性というテーマをメインプロットの進行と共に進めている。サブプロットがメインプロットに絡めてられるように進行していく様が明確で、勉強になった作品。

 

〇脚本骨子の抽出

過去を抱えた主人公Xが舞台Aに現れる。

舞台Aで敵Yが原因で異変が発生する

主人公、過去を解決し、敵Yを倒す

 

主人公が複数であったり、第一ミッション、第二ミッションが少々わかりにくいだけで旅人構造のお手本のような脚本でした。