(ライブレポ) IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First DAY1 そこに確かにスリクスと「表現力」はあった。
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— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ)|ゲーム好評配信中 (@idolypride) 2023年7月15日
IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First
DAY1のセットリストを公開🎤
\#アイプラPARTY_DAY1 pic.twitter.com/J5UYTEfI9n
セットリストは公式から公開されている。
中でも、本編シナリオとのリンクが強かった、DAY1公演の、印象に残った部分をピックアップ。
シーン①
直前のトリエルが作り出した静寂な一体感とふわふわした空気を一変させる、
「 Ⅲ X 襲 来 」
7曲目. So What?
8曲目. Top of the Tops
アイプラ最新曲の「So What?」
実装されたばかりの新曲を先頭に持ってくるサプライズに会場はざわめき。更に誰も聞いたことがない2番からは、メロディラインも歌詞も完全に予測不可能、どこに着地するのかわからない無重力状態。直前のトリエルの楽曲で、まとまりかけた会場の空気と、観客の情緒をこれでもかと混沌に叩き落としてくる。とても傲慢で、とても蠱惑的で、とてもパワフル。多用される外しやズレの技法が耳に残り続ける。「HAHAHA~」
二曲目「Top of the Tops」
「So what?」で混乱に陥った、会場の意識を引き戻す、プオーーーン!!プオーーン!プオ‐--ン! / のサイレン音。「Bang Bang」のイントロ(例の不穏BGM)もそうだが、スリクスはライブでも劇中のシナリオでも、音を使って、自分たちのフィールドに相手を引きずり込むのが上手い。ウーファーから流れ出る、胸をドンドンと突き刺す重低音も当然健在。
会場の雰囲気を、一度ぶっ壊して、混乱に陥れた後、自分たちの色に染上げなおす。強くて、おっかなくて、(たまに面白い)、まさにスリーエックスなライブ構成。実際のライブバトルでも、スリクスはこうやって相手を叩き潰してきた、のではないかと想像が膨らむ。
シーン②
模索する月のテンペスト、「表現力」の意を知る沙季お姉ちゃん
12曲目.最愛よ君に届け
13曲目.恋と花火
14曲目,The One and Only
筆者はアイプラのライブに行くたびに、
沙季お姉ちゃんの宮沢小春さん、手足が長いから回転系の動きが本当に映える。同じ歩幅で同じステップ踏んでても、動きのエネルギーが衣装の端まで伝わって、より綺麗にフリルがなびいていた。特にフェアウェルマイラブリー衣装でのprayforyouサビの動きはもう彼女に釘付け。 #アイプラ未来 #アイプラ
— 梨英 (@nothing_or_all) 2023年2月18日
夜の部観てきた、お姉ちゃんの中の人の高身長からくる存在感と動きのキレが凄かった。沙季さんの出てた曲、全部彼女を目で追ってしまった。宮沢小春さん。 #アイプラ約束 #アイプラ pic.twitter.com/z7SltC0R7H
— 梨英 (@nothing_or_all) 2022年7月2日
沙季お姉ちゃん役の宮沢小春さんのことを書き付けている。
今回のライブでもそれは同じで、
12曲目.最愛よ君に届け
月のテンペストの新曲。ゲーム本編の状況とリンクしているようで、琴乃ちゃんのソロパートがなかったり、楽曲中の琴乃のポジションが孤立していたりと、月のテンペストの物語が難局にある「今」だから作られ、そして聞きたい曲。
中でも、宮沢さんの表現に対する意識と集中力、そして技量は、本当に本当に素晴らしかった。
・一人立つ琴乃と、それを囲むように、背を向けて座る四人のシーン。あの態勢で全くぶれずに姿勢を維持する体幹の強さと、そこから振り切るように動き出す、動作とキレの良さや、
・ラスト直前。後ろ手を組みながら後退するステップ時、歩幅の大きさと、動きの滑らかさを維持しながらも、しっかりと表情を作っていたところだ。
他にもアンコール後の「Gemstones」における、指で階段をのぼるジェスチャーの際。伸ばした手と、一番遠い足がきれいな一直線で結ばれていたのも彼女だった。(もちろん視線は指先の動きを追ったままで!!)
(今回は歌わなかったが「表と裏」初披露時の、少し震えた声でソロパートを歌い上げる姿も彼女のベストシーンの一つ)
用意されたコリオを譜面通りにこなすのでは無い。芸事をやる間は口酸っぱく言われ続ける、「表現力」という、この言葉の意味を、自分の中にしっかりと落とし込んでいる稀有な方だな、と宮沢さんの沙季お姉ちゃんを見て思った。
(打って変わってMC時には、ふわっとした空気を纏うところもチャーミング)
そして13曲目の「恋と花火」
こちらも、琴乃ではなく、芽衣ちゃんがメインの月ストでは珍しい楽曲。
ゲーム内とのリンク性や演出を重視したDAY1では意図的に琴乃のパートは少なく設定されているように感じた。その代わり沙季さんが前面や中央に出てくる機会が多かったり、渚ちゃんの情感たっぷりのソロパート等、本編で試行錯誤する月のテンペストと重なって見えた。
以上 IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First DAY1``の感想です。
ちなみに、DAY2も面白く、興味深いことだらけ。
ソロ曲で解き放たれる怜(結城さん)の実力、
機材不調?‘の中プロとしての矜持を見せるリアルkanaちゃん(田中さん)、
二日間フルパワーで歌い踊り、最終盤で更にギアを上げるさくら(菅野さん)などなど
スーパーナチュラル シーズン1第4話(海外ドラマ)
スーパーナチュラル シーズン1第4話(海外ドラマ)
第一幕(フック、事件の認知、情報入手、現在進行形の犠牲者)
1min-5min 空港、悪魔に憑かれる男性、飛行機が墜落する(フック)
6min-10min 協力者からTEL、事件を知る
11min- 生存者から取り調べ(情報1)
14 min- スーツの購入、潜入して情報ゲット(情報2)
18min- 生存者の一人、取り憑かれdead
第一T/P
第二幕(事件の進行)
21min- 事件を知る兄弟
22min- 生存者アマンダを添乗させないように引き止める
・メインミッション発生
24min- 引き止め失敗
・メインミッション失敗
25min- 飛行機に乗り悪魔を探す兄弟
・メインミッション発生
31min- 怪しいと思ったアマンダは悪魔付ではない
・メインミッション失敗
32min- 悪魔が付いているのが副機長であると判明
第二T/P
第三幕(事件の解決)
33min- アマンダ説得協力者に
35-38min- 副機長を除霊する
・メインプロット終了
39min- エピローグ、
〇所感
今回の話はきれいな展開、掴めてきたので視聴のスピードアップ。
スーパーナチュラル シーズン1第3話(海外ドラマ)
スーパーナチュラル シーズン1第3話(海外ドラマ)
メインプロット 悪魔による失踪事件の解決
サブプロット ディーンと保安官孫の交流
第一幕(フック、セットアップ、事件の発生(知り合いに対する))
0min- 前回までのあらすじ
1min- 湖で泳ぐ姉、引きずり込まれる(フック)
3min-5min ダイニングで雑談しながら、新聞記事を漁る兄弟、事件を知る。弟に話を聞く
6min- 保安官に話を聞く(協力者)
・サブプロット発生
9min-14min ネットで情報収集、保安官娘孫と話す
・サブプロット進行
15min- 弟、溺死する
第二幕(情報収集)
16min- 何も答えない父親
19min- 孫に情報収集
・サブプロット進行
23min- 事件の一端を掴む、話を聞きに父親のもとへ
メインミッション発生
25min- 父親、溺死
・メインミッション失敗
26min- 保安官から町を出ていくよう警告
30min- 風呂場で襲われる保安官娘
・メインミッション発生
33min- 溺れる娘を助ける
35min- 保安官の家で、事件の真相、真犯人を掴む
・第三幕・解決へのキー情報ゲット
第三幕(事件の解決)
36min- 保安官との対峙
38min- 孫湖に向かい溺れる、保安官身代わりに溺死、事件解決
・メインプロット終了
41min- 事件解決を娘孫に祝われる、町を出てエンド
・サブプロット終了 ディーンと孫、心を通わせバイバイ
〇所感
第二幕の情報収集パートが若干わかりにくかった。
3話まで見て、
・第一t/p 現在進行形で兄弟の知り合いが死ぬ
・第二t/p 事件解決、過去の事件の真相を入手
というのが定型パターンかなと、分析。
スーパーナチュラル シーズン1第2話(海外ドラマ)
スーパーナチュラル シーズン1第2話(海外ドラマ)
メインプロット 超常現象の解決
サブプロット ディーンと被害者妹のロマンス
第一幕(舞台のセットアップ、悪魔の存在を確信)
-2min 前回までのスーパーナチュラル
-5min キャンプでゲームする男子たち、怪物に襲われる(フック)
5min- ジェシカの墓参り、車で次の目的地に向かう兄弟、うなされるサムにディーン、「車を運転してみるか」、遠慮するサム
7min- 自然保安官事務所、目的地で事件が発生していることを知る
9min- 被害者の兄弟姉妹宅、情報収集
11min- ダーツバーにて情報分析、第二協力者の存在を知る
12min- 過去の生存者、森林保安官の家。過去の事件の話を聞き、悪魔の存在を確信
第一T/P
第二幕(問題の解決への道中)
14min- 森に入る準備をする兄弟
15min- 森の入り口で兄弟姉妹、森林保安官と合流
17min- 化け物とらえた生存者を1kill(恐怖のサスペンド)
18min- 散策する一行、荒らされたテントを発見
・サブプロットディーンと妹のロマンス1
・メインミッション発生
22min- 荷物を取られる
・メインミッション失敗
24min-28min 皆でキャンプして一泊
・メインミッション発生
29min- 保安官襲撃で死亡
・メインミッション失敗
31min- 手帳の情報を姉弟に開示、敵の正体が判明
第二T/P(ラストに向けての解決のカギ入手にあたる)
第三幕(問題の解決)
32min- 襲撃、兄弟バラバラになる
34min- サムと弟、洞窟に入る、ディーンと姉、捕らわれた兄を救出
37min- ディーン、独りで迎え打つ、サム一行逃げる
39min- サム一行、ウェンディゴに追いつかれる、寸前でディーンが助ける
・(メインプロット終了)
41min- 山のふもと、救助隊に運ばれる兄
・サブプロット 妹ディーンにキスして去っていく。
・エンディング サムが車を運転してエンド(冒頭との対比)
〇所感(殴り書きで失礼)
短いながらも、出てきたキャラクターの処理と、三幕構成の展開エッセンスが詰まっている。スーパーナチュラルの特徴として、最初に出てきた無名キャラクターが後々協力者になる、また、情報を入手(ボス攻略のカギを入手)して第三幕につなげるというながれがあるのかもしれない。
スーパーナチュラル シーズン1第1話(海外ドラマ)
スーパーナチュラル シーズン1第1話(海外ドラマ)
メインプロット 心霊事件の解決
第一幕(セットアップ)
0min-5min 回想(フック)
5min- 人物紹介
6min- 兄弟再会、問題発覚、
13min- 彼女との会話
14min- 第三者犠牲者視点、幽霊に襲われる現場(フック・第一T/P)
第二幕(問題の追及)
17min-21min 兄弟の会話、現場確認
21min- 協力者から情報収集
23min- ネカフェで情報収集
24min- 現場に戻る二人、幽霊に襲われる。
(第一ミッション発生)
25min- ディーン落水、解決失敗
(第二ミッション失敗)
27min- モーテルによる兄弟、父親の痕跡を発見
31min- ディーン逮捕され警察署 (ディーンルート)
32min- サム関係者に聞き込み (サムルート)
35min- ディーン警察署から手篝と共に脱出
36min- 兄弟で電話、情報のすり合わせ
(ラストミッションへのカギをゲット)
第三幕(問題の解決)
37min- 電話中、幽霊に襲われるサム、助けに入るディーン
40min- 幽霊ごと家屋に突っ込み、幽霊消滅問題解決
42min- 大学に戻るサム、ガールフレンドが焼死、兄弟ハンターの決意を固めエンド
〇所感
45分ドラマでも三幕構成が生きていることを確認。次の話を分析し深めていきたい。
誰も眠らない森(映画)
誰も眠らない森(映画)
メインプロット 殺人鬼兄弟の潜む森からの脱出
サブプロット 主人公女子の成長
〇第一幕(舞台のセットアップと恐怖のサスペンド)
0min-3min 建物に当直する警察官、不審な穴に近づき引き込まれる。
(冒頭のキャッチ)
3min-
・デジタル依存症のキャンプに参加する若者たち
(スマホを回収する流れで点呼、人物紹介)
・夜中、建物、穴に引き釣り困れる少女
(サスペンド、恐怖の宙吊り状態1)
12min- ハイキングに出発する一行
・鹿の死骸を発見
(サスペンド、恐怖の継続)
24min- 夜、焚火を囲い、キャラクターの過去を語る
(サスペンド、恐怖の宙吊り、なんだネコか演出)
〇第二幕(第1T/P、殺人鬼との追いかけっこ開幕)
30min- おっぱじめるカップル、独りになった男性killed
37min- 行方不明の男性を探しに別行動
(第一ミッション発生 行方不明者の捜索)
45min- 殺人鬼と遭遇、指導員死亡、
(第一ミッション終了 協力者の死亡、展開は悪化し、森を逃げ回る主人公)
・はぐれた女子死亡、男性が逃げ込んだ教会神父死亡
(第二ミッション はぐれた男性の教会への逃亡と失敗)
(サスペンド、恐怖の宙吊り)
62min- 逃げ込んだ小屋で殺人鬼の正体を知る
(回想の中でタイトルの意味回収、問題解決へのヒントを得る)
〇第三幕(第二T/P、殺人鬼との対決、脱出)
72min- 携帯を手に入れるため殺人鬼の家に戻る
(ラストミッション発生 殺人鬼との対決)
1h19min- 男性死亡、携帯電池切れ、地下室に高速される主人公
(ラストミッション進行 一度中断、失敗)
1h25min- 主人公少女 小屋を脱出、殺人鬼をkill
1h35min- さらに殺人鬼をkill 森から脱出
〇プロット所感
メインプロットはきれいな三幕構造。サブプロットは主人公女子=ファイナルガールの成長。サブプロットについてあまり集中して観てなかったので見逃したかも。ぽっちゃりゲーマほ男子と首飾りとフラッシュバックの回想を挟みながらサブプロット進行、ゲーマー男子死亡の際のやりとりで葛藤を乗り越え、ただ小屋から脱出するのではなく、殺人鬼をkillしてから脱出という流れは理解できた。
〇感想
デジタルデトックスのキャンプ参加者が殺人鬼に次々襲われるという設定に惹かれて視聴。デジタル依存症云々はほとんど飾り、面白いと思ったところは、協力者だったひとが敵対者に(神父、小屋のおやじ)のパターンが二つあったということ。前者は本性現しのオーソドックス型、後者は誤射の隠蔽のためのしょうがなく型。前後編型の映画の前編だったので、後編でファイナルガールの成長なんかが見れるのかもしれない。構成としてはまとまっているので、後半はスルーして、これにて〆。
失墜(映画)
失墜(映画) 1h17min
メインプロット 暴走したサバイバリストのキャンプからの脱出
サブプロット1 女性兵士ラシェルの戦う覚悟?
0min-6min 男主人公、サバイバリストとしての日常。
6min-31min 男主人公、サバイバリストの有名人アランのキャンプに招待
サバイバリストのキャンプ生活が描かれる
サブプロット1 女兵士ラシェル、自制という理由で男性たちから軽んじられる。
(非日常の人たちの日常描写、舞台のセットアップ)
32min- 第1T/P キャンプで事故発生
33min- 第一ミッション発生(キャンプを脱出しようとする主人公一行)
47min- 第一ミッション終了(生存者一名死亡)
48min-第二ミッション発生(貯蔵庫到着、物資の補給、追手の接近)
52min-第二ミッション終了(追手をやり過ごす)
53min-第三ミッション発生(道中川を渡る)
57min-第三ミッション終了(女性川に落ちるが、男性主人公により救われる)
サブプロット1 女性兵士ラシェル、従軍のトラウマを語る
58min-第四ミッション発生(駐車場到着、車での脱出)
1h04min-第四ミッション終了(男性主人公死亡、女性兵士が主人公交代、追手を一人kill)
サブプロット1終了 男主人公が殺害され、立ち向かう覚悟を決める?
(恩人の男主人公が殺され追手を返り討ちにした女兵士ラシェル覚悟を決める)
1h05min- 第2T/P キャンプに戻り、アランとの決戦に備える
1h08min- ラストミッション発生 アランとの対決、銃撃、格闘。
1h17min- ラストミッション終了 アランを拘束、モービルで下山するラシェル
所感
新天地に赴く、そこで異常発生、脱出する、というシンプルメインプロット構造。それに対して、サブプロットで女兵士の心の変遷が同時に並走していくという流れ。
主人公、と最初に思っている人物が死に、パートナーであった別の人物に主人公の座がスイッチする、というのが唯一の特徴。
感想
人物たちの心情模様はかなり薄味。特に、ラスボスであり、キャンプの主催者、サバイバリストのアランが主人公達を攻撃することに消極的。実質的に被害を出していくのは、アランの過激派信奉者と道中のトラップ。信奉者は第2T/Pで女兵士に帰り打ちにされるので、最後に残ったのは、殺意の波動に目覚め好戦的な女兵士と消極的なアランという構図。うーんカタルシス。サバイバリストたちのバトルロワイアルを期待していたので肩透かしではあった。
個人的には主人公スイッチするのであれば、何か受け継がれるものであるとか、心の変遷を入れればよかったのでは。そしてやっぱり最後キャンプに戻ってラストバトルに備えるところが、ええ・・・という印象。ボスのアランと後半主人公のラシェルのキャラクターをもう少し濃くすれば、楽しく行けたのかも。